医療脱毛クリニックの都度払い

脱毛クリニックなどで複数回の施術を検討している場合、回数プランを選択した方が総支払額を抑えられるケースが多いです。

しかし、脱毛が初めての方や、定期的に通えるか不確かな方、初期費用を抑えたい方には、都度払いが適しています。都度払いであれば、施術を体験した上で、継続するかどうかを自身のペースで決定できます。

脱毛料金は都度払いがお得？回数プランがお得？

都度払いの料金相場

料金設定については、以前は回数プランが20万円、30万円となることも珍しくありませんでしたが、近年の競争激化により、数万円まで価格が下がる傾向にあります。

結果として、回数プランも以前より利用しやすくなりました。

多くのクリニックでは、1回目の施術後に都度払いと回数プランのどちらにするかを選択できます。

これは、体験を通して最適なプランを選びたいという顧客のニーズに応えたものです。脱毛プランを選ぶ上での自由度が増したと言えるでしょう。

回数プランより都度払いが向いているケースとは？

全身脱毛とVIO脱毛を組み合わせた回数プランが用意されているサービスがあります。全身脱毛に興味はあるけれど、VIOは対象外という場合など、施術範囲を自由に選べない点が懸念事項として挙げられます。

クリニックごとに回数プランの内容が異なるため、自身の希望する施術箇所が含まれているかを確認することが重要です。

都度払い医療脱毛の注意点：予約とモチベーション

脱毛を検討する上で、一般的に5回程度の施術を受ける必要があると言われていますが、その都度払いを選択した場合、途中で断念してしまうケースも少なくありません。自身の性格や、通いやすさを考慮することが、スムーズな脱毛体験に繋がるでしょう。

都度払いは、予約の取りにくさに注意が必要です。特に、評判の良いクリニックや混み合う時期には、希望通りの日時に予約が取れない可能性があります。事前に予約の状況を確認しておくことが大切です。

手軽さと自由度の高さが魅力的な一方で、長期的な視点で見るとコスト面や継続性において課題が残ることもあります。

自身のライフスタイルや脱毛への価値観を考慮し、最適な支払い方法を選択することが、満足のいく脱毛を実現するための重要なポイントとなるでしょう。自身の状況をしっかり見極めることが大切です。

都度払い3つのタイプを解説

医療脱毛の都度払いには、大きく分けて3つの選択肢が存在します。

それは、完全都度払い制、都度払いプラン、そして1回単発コースです。

施術箇所によって異なりますが、【1回単発コース】は、料金が割高に設定されているケースが多く見られます。

ご自身のペースで単発利用を検討している場合は、【完全都度払い制】または【都度払いプラン】を採用しているクリニックがお勧めです。
賢く脱毛を始めるためにも、料金体系の比較検討は重要です。

都度払いor1回単発コースを確認

料金相場：都度払いと1回単発コースの比較

施術を1回だけ受けられる【都度払い制】と【1回単発コース】についてご説明します。
どちらのコースも、単発での施術が可能です。

【1回単発コース】は、お試しで利用したい方向けのコースとして用意されている場合があります。

多くのクリニックでは、5回や8回といった複数回コースの契約を推奨しています。そのため、料金が安い部位の【1回単発コース】があったとしても、コース契約をせずに単発の格安コースだけを繰り返し利用するのは、気が引けるかもしれません。

【1回単発コース】は、毎回契約手続きが必要となります。
2回目以降は、簡単な手続きで済む場合もあります。【都度払い制】の契約手続きは初回のみです。

複数回コースを契約する前に、お試しで1回だけ利用したい場合は、高めの料金設定となっていることが多い【1回単発コース】が適しています。
1回ずつ何度か通いたい場合は、【都度払い制】のプランがあるクリニックを選ぶ方が、料金的にも通いやすさという点でもおすすめです。

脱毛機の種類をチェック

脱毛効果を最大限に引き出すためには、導入されている脱毛機を比較検討することが重要です。それぞれの機種が持つ特性を理解することで、自身の毛質や肌質に最適なクリニックを見つけることができます。

まず、レーザーの種類と特徴を詳しく見ていきましょう。

「ジェントルマックスプロ」や「ジェントルマックスプロプラス」といった、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを搭載した熱破壊式脱毛機は、2種類のレーザーを使い分けることで幅広い毛質に対応できます。

アレキサンドライトレーザーは、標準的な毛質や太い毛に、ヤグレーザーは濃く根深い毛や、日焼けした肌、色素沈着を起こしている箇所に効果的です。

その他、アレキサンドライトレーザーのみ、ヤグレーザーのみ、またはダイオードレーザーのみを搭載した機種も存在します。
一方、蓄熱式脱毛機はダイオードレーザーを使用し、産毛などの細い毛にも対応可能です。

連続照射が可能で、比較的痛みが少ないというメリットがあります。

次に、熱破壊式と蓄熱式の違いを比較します。

熱破壊式は、太い毛へのアプローチが得意で、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じることがあります。

照射後1～2週間程度で毛が抜け始めるのが特徴です。一方、蓄熱式は、細い毛や産毛への効果が期待でき、じんわりと温かさを感じる程度の痛みです。照射後2週間以降から徐々に毛が抜け始める傾向にあります。

より高い効果を求めるなら熱破壊式、肌への優しさを重視するなら蓄熱式がおすすめです。

地黒肌や色素沈着が気になる場合は、蓄熱式が適しているでしょう。

理想的なのは、熱破壊式と蓄熱式の両方の脱毛機を導入している、もしくは両方の機能を切り替えられるクリニックです。もし脱毛効果を実感できない場合は、「ジェントルマックスプロ(プラス)」を試してみるのも一つの方法です。

脱毛機を使い分けられるクリニックのメリット

脱毛器には、アレキサンドライト、ダイオード、ヤグの3つの異なる波長が主に使用されています。それぞれのレーザーには独自の特性があります。

アレキサンドライトレーザーは、755nmという短い波長を採用し、メラニン色素への高い親和性を持っています。濃い毛や太い毛に対して効果的ですが、レーザーの到達深度が浅いため、深い部分にある毛には効果が限定的になる可能性があります。
日焼けした肌や色黒の肌には施術が難しい場合があります。ヤグレーザーと比較して痛みが少なく、冷却機能を搭載した機種も存在します。

ダイオードレーザーは、810〜940nmの波長を使用し、メラニン色素への反応はアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの中間程度です。産毛や薄い色素の毛に対して効果を発揮しやすく、日焼けした肌にも対応可能です。幅広い毛質や肌質に適しており、3種類の波長の中で最も痛みが少ないとされています。

ヤグレーザーは、1064nmという長い波長を持ち、毛穴の奥深くに位置する毛を得意とします。メラニン色素への反応が3種類のレーザーの中で最も弱いため、日焼けした肌や色黒の肌でも比較的安全に施術を受けられます。レーザーが肌の深くまで到達するため、他のレーザーと比較して痛みを感じやすい傾向があります。自分に合った脱毛機を選ぶことが、効果的な脱毛への第一歩です。

万が一のトラブルへの対応：クリニック選びの注意点

レーザー脱毛機の方式は、その波長によって得意とする毛質が異なります。もし、単一のレーザーしか利用できないクリニックで、ご自身の毛質に合わないレーザーが照射された場合、十分な脱毛効果が得られない可能性があります。

そのため、複数のレーザーを使い分け、毛質に関する詳細なカウンセリングを実施してくれるクリニックが理想的です。

そのようなクリニックには、

• 既存の顧客を優先し、予約がスムーズにできる環境が整っている（LINE予約など）。
• 熱破壊式と蓄熱式の脱毛方法の両方を選択できる。
• 毛の状態を正確に見極め、最適なレーザーの種類を選択する。
• 施術時間を十分に確保し、丁寧な照射を心がける。

といった特徴があります。

その結果、料金が必ずしも業界最安値ではなくとも、「費用はかかっても、確実に脱毛したい」と考える人々から支持されています。

クリニックへの通いやすさ

数多くの脱毛クリニックがありますが、アクセスしやすい場所にあるかどうかは、クリニック選びの重要なポイントです。

自宅や職場からの距離を考慮し、無理なく通える範囲にあるクリニックを選びましょう。さらに、診療時間や休診日のチェックも欠かせません。

仕事帰りに立ち寄りたい場合は、場所だけでなく、営業時間の確認も必要です。残業で帰りが遅くなる可能性がある方は、遅くまで受け付け可能なクリニックを選ぶと良いでしょう。また、決まった曜日に通いたい場合は、休診日も考慮してスケジュールを立てる必要があります。

支払い方法の種類

「忙しくてなかなか時間が取れない」という方には、自身の都合に合わせて通える『都度払い』システムを採用しているクリニックがおすすめです。

自分のペースで脱毛を進められるので、無理なく通院できます。

追加料金の有無を確認

医療脱毛クリニックにおけるお支払い方法について解説します。

現金払いに加え、クレジットカード、デビットカード、医療ローン、電子マネー、QRコード決済など、多様な支払い手段が用意されています。

多くの医療脱毛クリニックでは、現金払いやクレジットカード払いが主流です。
医療ローンは、高額な契約をする場合に利用できる選択肢として提供されていることが多いでしょう。

近年の傾向として、PayPayなどのスマホ決済も導入されており、ポイント還元のキャンペーンを賢く利用することも可能です。都度払いは、脱毛したい部位を必要な分だけ施術できるという利点があります。

都度払いの施術の流れ

追加料金に関しては、医療機関によって対応が異なり、有料の場合もあれば無料の場合もあります。

カウンセリングの際に説明を受けることが一般的ですが、特に、剃り残しがあった場合のシェービング代、麻酔代、予約変更やキャンセルの手数料などは、事前に確認しておくことが重要です。

施術料金とは別に発生する可能性のある費用についても、事前に把握しておくことで、より安心して施術に臨むことができるでしょう。

都度払いカウンセリングの持ち物

脱毛施術を受ける際の流れはシンプルです。まず、カウンセリングと施術の予約を行います。

次に、施術日に1回分の料金を支払い、脱毛施術を受けます。

施術が完了したら帰宅できます。

その後、会員サイトまたは電話で次回の予約を取りましょう。

都度払い制度を採用している場合、施術ごとに料金を支払うのが一般的です。コース契約と同様に、クリニックでの事前カウンセリングが必須となります。カウンセリングでは、医療脱毛のメカニズムや使用する機器の説明、現在の健康状態、これまでの病歴、アレルギーやタトゥーの有無などを確認し、最終的に医療脱毛を受けられるか医師が診察します。

自己処理の注意点

多くのクリニックでは、カウンセリングと同日に施術を受けることが可能です。しかし、春から夏にかけての時期は予約が集中しやすく、希望する日に施術を受けられないケースも少なくありません。

「1回単発コース」を選択した場合、「都度払いプラン」とは異なり、当日の施術が受けられないケースが一般的です。

初めて利用する際は、カウンセリングのみとなる可能性が高いと考えておきましょう。事前に確認しておくことが大切です。

未成年者の契約について

脱毛を都度払いプランで契約する際には、本人確認書類の提示が必須となります。
カウンセリングと同日に施術を受けることを希望する場合は、身分証明書に加え、1回分の料金（現金、クレジットカードなど）の準備があるとスムーズです。

勧誘の有無

施術を受ける前日までに、事前の自己処理を完了させる必要があります。

しかし、手の届きにくい箇所、例えばうなじや背中などの背面部分は、自分で剃るのが困難な場合があります。

そのような場合、施術前に看護師によるシェービングサービスが提供されることがあります（※対応箇所はクリニックによって異なります）。

剃り残しが多い箇所や剃り忘れがあった部分については、その部位を避けてレーザー照射が行われるケースが一般的です。また、シェービングサービスには別途料金が発生する場合もあるため注意が必要です。

事前の自己処理は、スムーズな施術を受けるために非常に重要です。

都度払いのメリットとデメリット

10代の方々を含む未成年者の方は、年齢に応じてその都度、支払いするプランがあります。

未成年者の方が契約される際には、親権者の同意書の提出、もしくは親権者の方の同伴が必須となります。対応については、各クリニックによって異なる場合がありますので、事前に確認しておくことが肝要です。

都度払いのデメリット：回数が増えると割高に

料金をその都度支払うシステム、または都度払いプランが用意されているケースでは、高額なコースへの無理な勧誘はあまり見られません。

なぜなら、次回の利用を促したり、他の部位の施術を提案したりする程度の、ソフトな営業に留まる場合が多いからです。

反対に、複数回のコースを主要なプランとしているクリニックで、お試し価格の単発コースや格安プランを利用した場合、勧誘を受ける可能性が考えられます。

これは、単発料金よりも複数回コースの方が割安に設定されている場合が多いためです。

1回だけの施術料金が高額な場合は、追加の施術を希望する際に金銭的な負担が大きくなる可能性があるため、注意が必要です。

事前に料金体系をしっかりと確認しておくことが重要です。

都度払いのデメリット：効果を感じにくい可能性も

都度払いは、

・料金を抑えられる
・気軽に利用できる
・自分の都合で通える
・ローンを組む必要がないため心理的な負担が少ない

といった利点があります。

しかし、複数回の施術を受けると費用が高くなる場合がある、モチベーションの維持が難しい、思ったように毛が減らない可能性があるといった側面も持ち合わせています。

メリット・デメリットを理解して選ぼう

脱毛に際しては、複数回の施術を前提としたコースや、複数の部位を組み合わせたセットプランがお得になるケースが頻繁に見られます。個別の施術を積み重ねるよりも、トータルで見ると費用対効果が高まることが期待できます。

都度支払い方式は、施術回数が1回または2回程度であれば、比較的安価に済む場合があります。
ただし、複数回施術を受ける状況では、回数制のコースを選択した方が費用は圧倒的に安いでしょう。

脱毛が初めてで、つるつるの肌を目指すのであれば、10回程度の施術が必要となるケースも少なくないため、回数制のコースを検討することは賢明な選択肢と言えます。

施術回数が余った場合の返金システムを用意しているクリニックもあります。

最初のうちは、都度払いを利用して脱毛の効果や肌との相性を確認し、ある程度施術を重ねた段階で回数制のコースに切り替えるという戦略も有効です。

永久脱毛を目指すなら医療脱毛がおすすめの理由

脱毛機の性能が同一である場合、本質的な脱毛効果に大きな差異は生じにくいものです。

ただし、照射のムラや痛みへの対応、毛周期に対する理解といった要素によって、効果に差が生じる余地はあります。

しかし、クリニック間で施術効果に大きな差が出るとは限りません。効果的な脱毛を実現するためには、毛周期を考慮した施術計画が不可欠です。

そのため、適切な照射間隔を維持でき、予約がスムーズに取れるクリニックを選択することが推奨されます。予約が困難な状況では、毛周期に合わせた施術が妨げられる可能性があるため、注意が必要です。

医療脱毛が病院でのみ可能な理由を解説

医療脱毛は、医師が常駐する医療機関でのみ許される医療行為です。エステ脱毛と比較すると、施術時の痛みが強めであることが一般的です。しかし、毛根を徹底的に破壊できるため、永久的な脱毛効果が見込める点が大きな利点です。

一方、エステ脱毛は料金が手頃ですが、再び毛が生えてくる可能性を否定できません。そのため、長期的な視点で見ると、エステ脱毛を何度も繰り返すよりも、医療脱毛を一度受ける方が最終的な費用を抑えられるケースが少なくありません。人生を通してのコストパフォーマンスを考慮することが賢明です。

脱毛方式の違い：あなたの肌に合うのは？

医療脱毛を受ける際には、肌の炎症や熱傷といった副作用に見舞われるリスクが潜んでいます。万が一、副作用が生じた場合は、医師による適切な治療が不可欠です。こうした事態に備え、治療や薬の処方を無償で提供しているクリニックを選ぶと、より安心して施術に臨めるでしょう。

効果と副作用は表裏一体の関係にあり、脱毛機の出力を高めると、比例して副作用のリスクも増大します。クリニックの真価は、副作用を極力抑えつつ、最大限の効果を引き出す技術力に表れると言えるでしょう。

一方、エステ脱毛においては、半永久的な脱毛効果に関する誤解や、施術後の肌トラブルに関する報告も少なくありません。

医療脱毛であっても、必ずしも安全とは言い切れず、施術前の丁寧なリスク説明や、肌トラブル発生時の適切な対応がなされないケースも散見されます。慎重なクリニック選びが重要です。